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vmworld 2013 San Franciscoも早くも3日目。昨日でビジネス系・技術系の基調講演も終了し、
あとは展示会及び、引き続きBreakout sessionが続いていますが、今日は今まであまりカバー
できていなかったネットアップの展示周りについて、またネットアップが主催・共催した分科会の
中から特徴的なものをピックアップしてコメントしていきたいと思います。

 

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展示会場はSolution Exchangeと呼ばれ、今年は昨年同様の250社が出展しているとのこと。

NetAppやCiscoを含むGlobal Diamond sponsorと呼ばれるメーカー系は比較的

毎年似たような顔ぶれなのですが、それ意外の企業はService Provider系、

Software 系、SI系等々様々な企業が、しかも中には日本ではなかなか聞くことが

無い企業も含めて毎年新しくモリモリと出てくる印象です。仮想化のLeading 企業である

VMwareが台風の目となって、Eco Systemを形成しているのがひと目でわかるので、

毎年ながら非常に驚かされます。やはり気になるのはストレージのエリアなのですが

このエリアにも新しいコンセプトで製品をマーケットに、さらに非常に小規模な人員で

実現している企業なども見るにつけ、アメリカはすごいなぁと関心してしまうのです。

 

ネットアップのブースでも毎年新しい製品、ソリューションの提案をしていますが、今年も

なかなかおもしろいコンテンツ展開をしていました。

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[ハードウェア関連]

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・FlexPod Enterprise/Express
まずは、一番目を引く製品として、メーカーとしてわかりやすい展示だったのは、

Cisco さんとの共同ソリューションである、「FlexPod」シリーズでした。ネットアップは

ストレージの専業メーカのため、データ管理やその処理に関してはいわゆる
Software defined storage(企業によってその意味は多少変わるものの)が目指す
各種機能は高いレベルで実装していますが、サーバ・スイッチは持っていないため

Cisco社とのアライアンスによりサーバ・スイッチ・ストレージの垂直統合システムを

構築するだけでなく、仮想化はもとより更にその上に載せるアプリケーションを含めた

共同検証をすることで、主にSIパートナー様への適切な構築・サイジング情報を

提供することで、システム構築期間の短縮と、連携したサポートを実現しています。

今回のブースでは新たに「OpenStack」を加えたシステム提案をしていました。

 

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・EF540

もう一点は、最近とくにVDIの環境の切り札として注目を浴びている、Full SSD搭載の

サブシステム「EF540」がありました。特にパフォーマンス向上を目的とした環境用途に

メカニカルなHDDを使わないシステムへのニーズは確実にあるようです。

 

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・FlexPod + V-Series

また少々異色な展示としては上記FlexPodにEMCのストレージをぶら下げた、

V-Series (詳細: http://www.netapp.com/jp/products/storage-systems/v-series/

がありました。異機種混在のIT環境をNetAppのストレージヘッドユニットを
ゲートウェイの様にかぶせることで、重複排除や様々なデータ管理・連携ツールを

そのまま適応できる様にすることを可能にしています。

 

[ソフトウェア関連]

・Virtual Storage Console

まずは、VMwareの仮想化環境の統合管理ツール 「vCenterのWeb Console」版に

対応した「Virtual Storage Console」がデモンストレーションされていました。
vCenterのブラグインとして無償で提供されるツールですが、vCenter上から

ネットアップのストレージが持つ独自の機能と連携した形で、環境のProvisioning、

仮想クローンの作成、バックアップからDRまで設定管理できるため、ネットアップ

のストレージを操作する方法を覚えなくても上記の強力な機能が簡単に使えるのが

メリットです。

 

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・Project shift

これは結構斬新な提案です。Hyper-Visorが何であっても、その上に乗っている

ゲストOSを、引越し先のHyper-VisorのFormatに合わせて変換してしまうツール

なのですが、今後はより洗練されたGUIにて提供がされる予定です。

こちらに関しては時期が来ましたらまた報告をさせて頂く機会を作りたいと思います。

正直このツールがVMworldにて披露されるとは思っていませんでした。汗

 

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・Data ONTAP clustered mode

ネットアップのストレージ専用KernelはこのData ONTAPにて統一されていますが、

順調な成長を遂げ、現行のVer8.2では非常に高速で安定したシステムになっています。

さらにプライベートクラウド化を行った際に重要度別にシステムの優先順位を

付けられるように、たとえば仮想ボリューム単位で「QoS」をかけられる様になった

事をデモンストレーションしていました。日本でもこちらは検証し、下記のビデオにて

説明していますので、ご参照ください。

 

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・NetApp Private Storage for AWS

こちらも、Press Release済みのソリューションとはいえ、VMworldにて展示を行ったのは

正直びっくりしました。Public Cloudの最大手であるAWSとのデータ連携を

単なるDirecto Connectで実現するだけではなく、AWSのDCに併設された
コロケーション業者さんである「Equinix」にPrivateに所有するネットアップストレージを

設置することで、レイテンシを極力抑えた形でハイブリッドなクラウド利用形態を

提案するものです。VMwareはPublic Cloudを含めた統合管理ツールを訴求している

ため、ある意味AWSもパートナーと認識しているのだと思いますが、ネットアップも

その点はまるっきり同じスタンスで、お客様が求めるITインフラのあり方を、なるべく

既存のデータ管理手法を変えずに実現する方法(だけではないですが)として

幅広いソリューションを展開予定です。こちらはまた時期が来ましたら詳しく解説

させていただきたいと思います。
(今現在の本ソリューションんに関する詳細は弊社SEの田中が解説した以下参照ください:
https://communities.netapp.com/community/netapp-blogs/netapp_japan/blog/2013/08/08/railroad-station-of-storage-nps-for-aws

 

[ブレイクアウトセッション]

今回ネットアップでは期会中約9つの主催もしくは共催セッションを受け持っていますが、

その中でも、非常に印象的だった以下のセッションを紹介させていただき今回のアップデートを

締めたいと思います。

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STO5638 – Best Practices with Software Defined Storage

ネットアップUS本社にて仮想化関係エバンジェリストをしているVaughn Stewartと、なんとEMCの
同じく名物エバンジェリストが共同登壇したセッションになります。実は、2011年や、2013年に

同様のセッションを行っているのを見ているのですが、ストレージのプロトコル選定
(具体的には、仮想化環境にはFCなどのブロック転送がいいのか、NFSなどのファイル転送がいいのか)

に比較的重点をおいていたものから、大幅にトピックが昇華されていました。今年のVMwareの

テーマでもある、Software Defined DC及びSoftware Defined Storage(以下SDS)はストレージメーカとして

どう具体化すべきなのかを語るセッションとなっていました。

 

そもそもこうした競合他社とのジョイントセッションは成り立つのかという点においては、なかには

罵り合いをすることを期待しているお客様もいたのかもしれないのですが、実際には先の

プロトコル策定にかぎらず、Virtual Volやその他のストレージ連携機能をVMwareが採用していく

過程で共同で話をしていることから、よりよいストレージとはどうあるべきかをある意味老舗の
専業メーカー同士でEnd Userに対して情報をShareするという方向性のセッションとなっていました。

 

結論的には、SDSに対してネットアップやEMCが目指しているのは、多彩な機能をAPIにて

まとめ上げ、うまく連携する方向を持っているのに比べて、新興メーカーはHyper-Visorの

レイヤ(サーバのレイヤ)にて用意された機能をできるだけ使い倒す事で開発費を抑えたり

そのコンポーネントのコストを下げる方向性を持っているが、それらは適材適所で使われるべきで

やはりより重要度が高いMission Critical なプライベートクラウドは、そのデータ保護を

含めたトータルな実力でストレージのレイヤを選択するべきであるという話となっていました。

 

印象的だったのは、企業のプライベートクラウドは、もはやクラウド事業者がインフラに

求めるレベルと全く変わらなくなってきている!という言葉でした。

 

このたびはvmworld イベント報告ブログを3回にわたってご購読お付き合いいただきまして誠に

ありがとうございました。ネットアップとしては、今後もいろいろな観点で製品・ソリューションの

展開をして行きますが、弊社が何を考えてお客様のデータを預かるストレージを提供しているのか

について、その一端でもお伝えできたのであれば幸いです。

 

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